境界性パーソナリティー障害は、ボーダーラインともいわれます。
あなたは以下の状態で悩んでいませんか?
境界性パーソナリティ障害では、感情のコントロールが難しいため、感情面が極端に不安定になり、以下のような症状がみられます。
・気分が物事や他人の顔色、態度で簡単に変動する
・感情を爆発させやすい(急激に怒り、悲しみ、不安の感情が起こる)
・慢性的な空虚感を感じる
・一人きりになることに耐えられない(見捨てられた感覚になりやすい)
・衝動的に飲酒、大食、買い物などをしやすい
・対人依存、ギャンブル依存、買い物依存、セックス依存などになりやすい傾向がある
・依存症傾向になりやすい
・自己イメージが混乱する
・他者の評価が良い・悪いの両極端で、評価自体もその都度反転してしまう
・リストカットなどの自傷行為をする
・自殺をほのめかす
・嬉しい事は非常に嬉しいが、すぐに悲しい事や怒りの感情が起こり、その感情は非常に激しくて止めることが出来ない。
・気持ちの変動が激しく、落ち込むと死を考える事もある。
・人間関係が難しい。仲良くなりたい、友人をもっと欲しいと思うが、その思いに反して、皆が離れていく。
・人生嫌な事ばかりで、イライラ感や怒りが多い。
・生きていて楽しい事が全くない。また、何をしても楽しめない。
・自分は駄目な人間だ。生きている価値がない。などと考え、落ち込むことが多い。
・自分から皆が離れていくようで、非常に不安感が多い。
・嫌な事はすぐに聞いてほしいので、メールや電話を度々する。
上のような内容は境界性パーソナリティー障害の方に多いようです。不安は薬の内服で一時的に少しは治まるようですが、境界性パーソナリティー障害を根本的に治療する薬は現在ありません。
境界性パーソナリティー障害での問題対人関係の問題・自己評価の低さ・感情の調節が困難・考え方に問題があるなどです。境界性パーソナリティー障害の方は、人口の1〜2%程度に存在し、女性が男性よりも多いと言われています。また境界性パーソナリティー障害の方は今後も増加傾向にあると思われます。境界性パーソナリティ障害の原因として、幼少期のトラウマ体験や生育環境が大きく関連しているといわれています。
〔境界性パーソナリティー障害のカウンセリング〕
境界性パーソナリティー障害でのカウンセリングは多少時間もかかります。来談される方でよくお聞きするケースでは、これまで10年近くカウンセリングを受けていたが、なかなか楽になれないというものです。これまでのカウンセリングをお聞きしていると単に話のみを続けてきている事が多いのです。しかし、これではあまり変化はないと思います。
当カウンセリングルーム(こころの相談室大阪)は境界性パーソナリティー障害の方のカウンセリングに力を入れております。当カウンセリングルーム(こころの相談室大阪)は独自のカウンセリング手法で行っております。症状は個々に異なりますので、単にカウンセリングといっても境界性パーソナリティー障害では特にオーダーメイドのカウンセリングになります。初日にお話をお聞きし、カウンセリングの大まかな方向を決めます。2回目以降からその問題に一緒に取り組んでまいります。
境界性パーソナリティー障害の方のカウンセリングを行う際は、クライアント(カウンセリングを受けられる方)の協力が何よりも大切です。協力が得られる方は、「境界性パーソナリティー障害のカウンセリング」をカウンセリングメニューとして行っております。
最後に、境界性パーソナリティー障害のカウンセリングは協力とある程度のカウンセリング継続が必要です。つらい時のみカウンセリングを受けられる方もいらっしゃいますが、これでは一時的なものです。また、本をたくさん買って読んでも解決にはならないようです。
でも安心してください。当カウンセリングルーム(こころの相談室大阪)で継続的に境界性パーソナリティー障害のカウンセリングを受けられた方は、対人関係もスムーズになり、生きる事が楽になってカウンセリングを終えられています。 |