こころの相談室 大阪
こころの病気

統合失調症
脳をはじめとする神経系の病気ですが、脳の機能がだめになったり、人間性が失われてしまう病気ではありません。

原因
現在でもその原因については、まだはっきりとは分かっていません。 ある程度わかっていることはあります。
親の育て方や環境だけで病気になるのではありません。遺伝病ではありません。(発病のしやすさ、体質的なもろさは伝達されることが考えられます)一つの原因によって発病するのではありません。 一般的にはその人がもっている体質的なもろさにストレスが加わり、バランスを崩して発症すると考えられています。そして、それはドーパミンなどの脳内の神経伝達物質の代謝の変動と関係しているようです。

症状
 [陽性症状]
・人の声や物音、電波やテレパシーなど、そこに実在しない音が聞こえてくる体験をします。(幻聴)
・間違った考えを修正できなくなり、被害を受けていると思いがちになります。(妄想)
・混乱や興奮のため、まとまりのない会話になります。
このような目立った症状は、発病後まもない急性期に主として見られます。後に述べる薬物療法が有効な症状です。
 [陰性症状]
・感情の動きが乏しくなり、まわりに対して無関心になります。
・やる気がでない、言葉が出にくいなど、意欲や自発力が低下します。
・集中力がなくなり、疲れやすくなり、家にとじこもりがちになります。
このような地味な症状は、周囲から怠け者に見えるなどの誤解を受けることがあります。急性期のあとの消耗期、回復期と言われる時期に主として見られる慢性の症状で、長期的に見守ることが必要です。

治療
治療の中心は薬物療法になります。脳内の神経伝達物質に働きかける薬などを服用します。これによって病的な体験はやわらぎます。副作用などの薬についての心配ごとは、主治医と相談しながら調整していきます。症状を抑えるためにも、再発を予防するためにも、少量の薬を飲み続けることが必要です。 対人関係や日常生活、ストレスに対するリハビリテーションも大切です。

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